地域に関わろうとしたきっかけ
正直に言うと、最初から「地域のために何かしたい!」と思ってたわけじゃなくて。
むしろ、自分のことで手一杯で、「地域」とか「社会貢献」って言葉はちょっと遠く感じてた。
でも、ある日、
「あれ、俺、このままでええんかな?」
って思った。
きっかけは、朝の登校指導だった。
母校の前の通学路。
子どもたちが元気に「おはよう!」って挨拶してくれる。
それに「おはよう!」って返すだけの、ほんの数分。
でもその時間が、なんかすごく良かった。
自分がそこに「いていい」と感じられる空気。
誰かの一部になれてるような、ちょっとだけ“地域に混ざれた”感覚。
あの数分間が、静かに僕の中の何かを動かした。
何かしたい。でも何を?
地域って、思ってた以上にいろんな課題を抱えてる。
空き家、少子化、文化の継承、学校の備品、農地の放置…。
でも、僕には特別なスキルも資格もない。
何をすればいいのか、正直わからない。
だからまずは、“できることを、できる形で”やってみようと思った。
本気じゃなくても、試しでもいい。
ゼロから動くことに、意味があると思った。
きれいな理由じゃなくていい。
「地域の未来のために!」なんて大きな旗を掲げられるほど立派じゃない。
でも、“この場所で自分が面白いことをやってみたい”っていう想いならある。
それでも十分やと思った。
だからZe:Riseを始めました。
ゼロから立ち上がるって、
誰かを助けることじゃなくて、まずは自分の足で立つこと。
その姿を見て、「一緒にやってみようかな」って人が現れたら、それが最高。
地域に関わろうと思ったのは、
「使命感」じゃなくて、
「関わるって、ちょっといいかも」っていう小さな実感から。
次回:つながりが生まれる瞬間。
次の記事では、登校指導などを通じて見えてきた
「つながり」の可能性について書いてみます。
よかったら、また読みにきてください。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました!!