Ze:Marche ― 小さなマルシェでつながりを育てたい
地域に関わりはじめてから、ふと思ったことがある。
「人と人が自然に出会える場所って、案外少ないな」って。
SNSでつながる時代やけど、
やっぱり、その場にしかない空気や偶然の出会いって特別やと思う。
そういう場所を、もう一度この町に作れたら――
そんな想いから始まったのが、Ze:Marche(ゼ・マルシェ)という構想や。
きっかけは、“なくなってしまった夏の花火大会”。
昔は、地元に夏の花火大会があった。
でも気づけば、開催されなくなっていた。
夜空に大きな花火が打ち上がって、
家族や友達、近所の人と並んで笑っていたあの時間。
“あれって、めちゃくちゃ尊い時間やったんやな”って今になって思う。
「またいつか、地元で花火大会ができたらええのにな」
そんな夢はあるけど、
正直、それをいきなり形にするのは難しい。
だからまずは、自分でも始められそうなことから。
それが「マルシェ」やった。
Ze:Marcheは、“はじまりの場所”にしたい。
このマルシェは、ただの物販イベントじゃなくて、
「やってみたい」を持ち寄れる場所にしたい。
- 焼き菓子を初めて並べる人
- 畑の野菜を届けたい農家さん
- 昔作った雑貨を出してみたいOB
- 初めてイベントに参加してみたい若手クリエイター
そんな人たちの“ゼロイチ”を応援できる空間にしたいと思ってる。
「これ、どうやって作ったん?」って会話が生まれるマルシェ。
このマルシェで目指したいのは、
商品を売るだけの場所じゃなくて、
「それを通して人とつながる場」にすること。
モノの向こう側にあるストーリーや人柄に触れられるような、
語れるマルシェ。つながれるマルシェ。
まずは小さく。ゼロイチから。
出店5組でもいい。来場者50人でもいい。
体育館の片隅、空き教室の一角。
できるところから、“遊び”として始める。
そうやって少しずつ続けていく中で、
「この町に人が集まる場がある」って実感が生まれていけば嬉しい。
夢は、もう一度、花火大会。そして「四季祭」へ。
このマルシェをやりたい本当の理由は、
「また、地元で花火大会をしたい」という願いから始まった。
そしてさらにその先には、
春夏秋冬、それぞれの季節を味わえる「四季祭」という形で、
この町に新しい風景をつくっていきたい。
マルシェは、そのはじまりの一歩。
次回予告:スーパーを開きたい理由 ― 地域の日常に、もう少し“灯り”を。
次の記事では、
Ze:Riseのもう一つの妄想、
「小さくて温かいスーパーをつくりたい」という話をします。
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